2010年11月29日  龍馬伝第48回『龍の魂』

 最終回でございました。

 龍馬が大政奉還後の新政府について真剣に人選を行う中、ついに現れた刺客たち。実行犯はこの回だけの登場となりましたが、龍馬にとって暗殺者は突然現れたわけですから、この登場の仕方はよかったと感じました。

 弥太郎、龍馬が憎い憎いと思っていても、後藤様に毒殺を指示されたときのようにやっぱり殺せないというか、死んでザマミロとまではなりませんでした。心の底では龍馬を認めていた、という印象を受けました。

 今回の準主役は中岡さんだったと思います。
 中岡暗殺説をどう処理するのかなと思ってみていました。薩摩との対話で「もし龍馬が新政府綱領八策の空白部分○○○に・・・」という方向でした。万が一○×3に誰かさんの名前が入る予定の時は殺そうと思っていたけれども、龍馬に論破されて斬ることは出来なかったと。
 近藤局長との対決シーン、久しぶりに刀をぶんぶん振り回す殺陣でどきどきしました。いやー、かっこよかったです。中岡さんが片手で刀を頭上にかかげたところなんて、叫ぶかと(近所迷惑)。局長も腰が据わった演技でほんとよかったです。また時代劇に出てほしいです。

 肝心の暗殺シーンについて。
 たぶん、スタッフの方がおっしゃってた「新しい龍馬を作る」はここにもっとも力点を置いていたのだと思いました。

 通常、龍馬の暗殺場面といえば、
 1.刺客が十津川の郷士を名乗り、龍馬に会いたいと言って戸を開けさせる
 2.刺客が用心棒の藤吉を斬り殺して階段を駆け上がる
 3.龍馬の部屋に入った刺客が襲いかかる
 というシークエンスですよね。

 ところが、今回の大河においては、
 1.刺客が中岡の妻を名乗り、戸を開けさせる
 2.階下での乱闘シーンいっさいなし
 3.龍馬の部屋に踏み込んだ刺客は龍馬と中岡を結構長くメッタ斬り
 でした。中岡さんと最期に話すところも、通説とは異なったことを話していました。
 非常に今回の大河らしいセレクトだったのではないでしょうか。通説も史実もとりあえずおいといて、独自の路線を行く、それ自体は悪くないし、ある意味新しい龍馬像を作ったと言えるでしょう。ただ、個人的には最期の中岡さんとのやりとりは通説のものをもう少し取り入れてくれたらよかったなと思いました。

 ラストシーン、龍馬が多くの人を乗せて黒船で旅に出る夢を見るという私の予想はすかっと外れました(笑) でも冒頭に土佐の人たちがたくさん出てきたし、ところどころでたくさんの登場人物が思い出されたりしていて、まとめにはなってましたよねー。以蔵ちゃんが大勢の人の中でちらちらと写っているのをひたすら目で追いかけてしまいました。


 全体的な感想。
 まずは1年間(撮影期間含めるともっとですけど)、制作側の皆様お疲れ様でした。見続けた方々もお疲れ様でした。2年ぶりの幕末舞台と言うことでだいぶ期待していました。配役はバラエティに富んでいて、どの方もぴったりだったと思います。脚本に多少の難ありではありましたが、これだけ大勢のキャストがいる上に長丁場で戦うのですから仕方ない部分もあったのでしょう。
 撮影方法が新技術を導入していたせいか、見え方は今までの大河と大きく異なっていました。なので、ダイナミックな場面はよりダイナミックになっていて、迫力とかリアリティのある絵が毎回見られておもしろかったです。
 長いドラマを作るのはほんっとうに難しいのだと思います。龍馬を扱った作品は数多いですが、今回の大河もその列に加わり、長く語られていくのでしょう。また新しい龍馬が生まれるのを楽しみにしたいと思います。

 来年は浅井三姉妹の物語だそうですね。龍馬の再放送などを見ながら、来年1月の放送開始を心待ちにしています。


 本日もお越しくださいまして、拍手もありがとうございます。こんな感想でも毎回放送後に見に来てくださった方へ、感謝します。


テーマ : 龍馬伝  ジャンル : テレビ・ラジオ

2010年11月24日  ス/タ/パに龍馬現る

 昨日、昼1時からのスタジオパークに龍馬の中の人が出演しました。主役から見た大河のお話が聞けると思って見ました。

 まず龍馬がスタジオに入って来るなり、真っ黄色い声援(笑) すごい人気だと思いましたが、それ以上に龍馬のオーラが強いと感じました。ご本人は「やっと出られたという感じ。(近藤)長次郎とか…長次郎とか出てたのに」とおっしゃってました。

 大河のお話は、
・やたろうのインタビュー(第一回の放送で龍馬と一緒に橋から落ちたシーンの話など)
・せごどんのインタビュー(アドリブに苦労した話。龍馬がけっこうアドリブを入れてくるのでせごどんもやろうと思ったけれども薩摩言葉ではなかなか出てこず、方言指導の方と事前に打ち合わせておいたことなど)
・人気シーンベスト3(1位:寺田屋 2位:龍馬が家族に夢を語る 3位:清風亭の対決)
 などでした。

 さらにゲストで龍馬のお父さん@アタックチャンスが出てきて、龍馬とはかなりのメル友であることや、寺田屋のシーンにて、龍馬が屋根の上で「お父上すまんちゃ…」と言った時、画面の向こうで思わず「あっ」と思って立ち上がってしまったことなどをお話ししてくださいました。

 大河の内容自体に関することも話題になり、史実との兼ね合いや創作部分について賛否両論あるけれども受け入れて…と発言されてました。どう言ったのかはちゃんと覚えていないのですが、役者として作品に肯定的に向き合う姿勢が見えて、中の人すごいなーと思いました。

 最終回は脚本的にどうなるのか心配だったんですけど、このスタパを見て、龍馬がこれだけまっすぐ作品と向き合っているならきちんと見なければと、大河に対して“座り直した”思いです。複数の暗殺説はどのように処理されるのか、最後に龍馬が思うことは何なのか、日曜日は刮目でございます。


 本日もお越しくださいまして、拍手もありがとうございます。お返事は続きへ。


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2010年11月22日  龍馬伝第47回『大政奉還』

 もうここまできたら私のつたない相関図も必要ないでしょう。

 今回は慶喜公が大政奉還を宣言し、幕府はのうなってしまいました。
 大政奉還の会議が始まるまで、龍馬はかなり後藤様に食い下がっていましたね。永井様も説得していましたけど、今後永井様は最後まで戦に関わるわけで、それを考えると…うーん…。
 二条城での会議中、後藤様だけが「レッツ大政奉還!」と叫んでいたのが暑苦しくて(←好きです)にやにやしていました。諸藩のお偉いさんたちが会議の場から去っていって慶喜公がひとりぼっちになったシーン、ああこれで幕府終わったなと、幕府寄りにとっては寂しく感じました。
 大政奉還はなったものの、結局薩長は戦での武力倒幕を望んでいます。龍馬も、大きすぎることをなしてしまったと薩長に狙われ、幕府をなくす原因となったとして新選組に斬りかかられ、既得権益を失ったのはおまえのせいだといわんばかりに幕府にも名を知られてしまいます。次回、最終回、75分拡大スペサルで決着です。

 ひとつだけ、ちょっと気になったこと。↓ 以下正直暴言ですので反転します。
 勝先生が、幕府が無くなったことで幕臣たちは職を失ったと言ったときに、龍馬が「そんなことはどーでもいいですよ」的なことを言いましたね。
 本当にそれ、どーでもいいんですか? 確かに職がなくなれば元幕臣だろうと何だろうと働かなきゃいけないでしょう、食べていくお金を手に入れるためには。でも、何も知らずにただ徳川幕府を支えようと幕臣やってた人たちは、いきなり何の前触れもなくお役ご免になっちゃうわけですよね。
 …それ、もし反対の立場だったら納得できますか? 明日からいきなりクビですよ、何の説明もありませんよで、不平不満が起こらないと思いますか? せめて「こんなことになって、今まで幕府に忠誠を誓っていた人たちには悪いけど」ぐらいの気遣いはしてほしかったです。三百年続いた幕府を、傘張りとかのアルバイトしてまで支えてた人たちだっているわけじゃないですか。腐った上層部と一緒くたにぶった切られてもそりゃあ困る。そんなことされて戦が起きない方がおかしい。龍馬がお元ちゃんに約束した「誰もが笑って暮らせる国作り」って、いったい何? 誰もがって言うくらいなら、幕府が倒れて職を失う幕臣たちの未来を確保することも視野に入れないといかんのちゃいますか? 個人的に納得できないんですけど。せっかく幕末ものなんだから、敵方でも敵方なりの正義が見たかったです。




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2010年11月14日  龍馬伝第45回『土佐の大勝負』

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龍馬が山内容堂に大政奉還の建白書を書いてもらうエピソードでした。
毎回後藤様がとってもいいです(にこにこ)
何と言うか、こう、覇気がある感じがします。
大政奉還を成し遂げるという固い意志でぐいぐい動いていますよね。
容堂公も、大政奉還後のことまで考えて、悩んでいる姿がリアルでした。

やたろうはやっと自分のことを心から認めてくれる人たちが現れて、ここからが成功の道へのスタートなのかなと思いました。本当に今まで、やってもやっても認められなくて可哀相だったので、あと2回でどんどん躍進して欲しいです。

坂本家の皆さんは、相変わらずあたたかくていいですね。
乙女姉やんの強烈な存在感に、いっそ「姉・乙女と弟・龍馬」的な軸で大河をやってもよかったんじゃないなとさえ思いました。


 本日もお越しくださいまして、拍手もありがとうございます。夜、急に忙しくなってしまったので、サイト様周りは明日の夜させていただきます。

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小山奈鳩

Author:小山奈鳩
時々江戸時代(主に幕末)へ暴走します。

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