2015年10月18日  朝ドラに副長登場&拍手お返事

◆ドラマ感想◆
 今週は朝ドラで副長が登場し、話題になりましたね。
 私も録画して見てみました。

 まず水曜日は顔見せとして、「待たせたな」のセリフでご登場。
 大河「組!」の衣装を使い、組!要素を残しつつ、同じくNえっちKの時代劇「居眠り磐音江戸双紙」の主人公・磐音の殺陣シーンライティングも使ってましたね。隊服の裾がふっと翻るところとか、磐音っぽかったと思います。

 次の登場は金曜日。
 夜の加野屋に新選組が金策にやって来る、そこに副長もいた、という内容でした。
 何で夜なのかなーと思って見ていたのですが、新選組に対応したことで、主人公と旦那さんの関係に変化が訪れる(平たく言えば、初めて夫婦として結ばれる→オトナの想像力お願いします)からでした。

 金策に訪れた副長を、つい前に出てしまう元気な主人公と対峙させ、両替商の家の嫁としての立場を強調させる。副長はその心意気を認め、同時に主人公と旦那さんの仲も進展させる。
 さらに、自分が生きていたら借金を返すという副長の発言から、実際には借金は返済されなかったこと、そのために借用書が現在まで残っていることを匂わせるシークエンス、お見事でございました。

 どう副長を登場させるかは、難しいところだったと思います。
 主人公より目立ってはいけないし、でも副長が登場する意味がなくてはいけない。
 組!の雰囲気も残しつつ、今の作品に馴染ませる手腕、いいものを見せていただきました。

 また、一緒に加野屋を訪れる隊士として、大石鍬次郎を出したのも面白かったですね。
 伊東甲子太郎暗殺にも関わり、血気盛んな性格だったとも伝わる大石。大声で加野屋を脅す役を、名も無き隊士ではなく、実在した隊士にやらせたというところに、リアリティを入れたいという気概を感じました。


◆元ネタ部分について◆
 今回の朝ドラで副長が出てくることになったのは、加野屋のモデルとなった加嶋屋に、慶應三年十二月の借用書が残っていることに由来します。

 借用書の内容は、四百両を借り、利息は月四朱、返却期限は辰五月晦日(翌年五月末)まで。
 借用書には「十二月」と月までしか明記されていませんが、新選組側の「金銀出入帳」には、十二月八日に四千両を山中十家から借りたとの記述があります。山中というのは鴻池のことなので、鴻池グループ10社から合計で四千両借りましたということらしいです。加嶋屋も鴻池グループのひとつだったそうです。ちなみに鴻池にも同じ内容の証文が残っています。

 先に書いたように返金はされなかったので証文が残っているらしいのですが、「金銀出入帳」には十二月十一日に、山中十家へ三千両を返却したと書かれています。なぜたった三日で大部分を返却したのか、すぐに返すのならなぜそれだけの大金を借りたのか、返したのなら証文が書き換えられていないのはなぜなのかなど、詳しいことははっきりとしていません。

 史料は未確認なのですが、文久三年六月には芹沢鴨が人をやって三十両を借り出し、元治元年十二月には長州征伐の献金として京都守護職の名目で近藤勇が五千四百両を提供させたこともあるそうで、加嶋屋は大坂で鴻池に次いで新選組の資金源にされていたようです。

 あと、去年に引き続き、本願寺史料研究所様で公開講座が開催されるそうです。
 今年のお題は家康の側室・お亀と、加嶋屋一族と本願寺の関係についてとのこと。
 私はまだ来月の予定が立っていないので申し込みをしていませんが、予定がわかってその日が空いており、なおかつまだ講座の席に空きがあるのなら行ってみたいと思っています。興味のある方は、詳しくは本願寺史料研究所様のサイトでご確認ください。


 以上です。読みづらくてすみません。

<参考文献>
・新選組日誌 下 新人物文庫 2013年
・新選組史料集 新人物往来社 1993年
・新選組史跡事典 西日本編 新人物往来社 2002年
・新選組大事典 コンパクト版 新人物往来社 1999年
・特別陳列 新選組ー史料が語る新選組の実像ー 京都国立博物館 2003年


 本日もお越しくださいまして、拍手や一言送信もありがとうございます。いただいておりましたブログ拍手、通知メールがなぜか迷惑メールフォルダに振り分けられておりまして、お返事が遅くなりました。大変失礼いたしました。続きでお返事させていただきましたのでご確認をお願いいたします。

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2014年08月06日  いちおう4つ見てみた&拍手お返事

先日ブログでネタにした、今週の番組ですが、アタマから4つほど見てみました。

・謎解き!江戸のススメ「11代将軍 徳川家斉」~好色将軍の真実
 一橋家出身の家斉が徳川将軍家を継いだ理由や、寛政の改革を行った松平定信との関係(アヤシイ意味ではない)、お子さんいっぱいの真実など、わりと幅広く取り上げてくださったと思います。

・鉄道・絶景の旅 「山陽本線の旅(後編)」尾道から宮島/厳島神社を経て門司まで
 尾道の絶景坂道や厳島神社のところまでは見ました。特に厳島神社は、潮の満ち引き両方の風景をゆっくりめに見せてくれて良かったです。が、その後は鉄道のシーンがおおかったので(鉄道番組ですから)、横目でちら見してました(ごめんなさい)

・BS歴史館 もうひとつの幕末維新(2)「スーパー留学生 長州ファイブ」
 やはり佐幕派の私にはまだこのテの番組は早いらしいです(苦笑) 加えて、出演されていた方でちょっと気になる方がいらしたので、もう少しオトナになって再放送があったら…見る…かも…。

・空から日本を見てみよう+ 夏の三浦半島 横須賀から三浦海岸、城ケ島へ
 ヘ リ 最 高 \(^ω^)/
 食事の支度をしていたので冒頭5分ほど見逃しましたが、横須賀基地周辺から南下して、三浦半島をゆるーくたどってくれました。
 横須賀にある、ぜひ見てみたい「三笠」(近代史は門外漢だけれども船は好き)、美しい海岸線、パッチワークのような彩りを見せる季節栽培の畑、おいしそうな名物など、ご飯を食べながらリアタイでじっくり見ました。
 幕末的には、ペリーが来て上陸したところなので、ペリーの名がついた公園や記念碑、建物などが結構あるのが面白かったです。

 レコーダーのハードディスク容量がギリギリなので駆け足気味で見ましたが、残りの番組も順次見て行きたいと思います。




 本日もお越しくださいまして、拍手や一言送信もありがとうございます。お返事お待たせいたしました、続きへ格納いたします。



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2013年09月07日  幕末:オールコックの富士登山&拍手お返事

 世界ふしぎ発見!の、「世界文化遺産登録記念!外国人初!幕末のFUJIYAMA登山」を見ました。

 開国の先駆けとなった時代、幕末。
 1860年・秋、駐日英国大使・オールコックは富士山に登りました。
 日本の霊峰である富士山に、なぜ彼は登ったのか。
 その謎に迫りました。

 結論から言いますと、幕末の外国人は、国内を旅する権利を有していました。それを公使自らが証明するために登ったのだそうです。
 もちろん日本側に相談してからのことでしたが、日本側の回答が「今、富士山にはぱっくりと大きな穴が開いていて、人を飲み込んでいるのでおよしなされ」だったそうで…。「日本の霊峰に外国人が登るなんて、今は世情を鑑みても無理だから、やめておいていくれませんかね?」ってはっきり言やあよかったのにねえ。何もウソ言わんでも。

 それでもオールコックは諦めずに富士山に登りました。
 油紙製の雨合羽に書かれた(!)当時の地図から、村山口という場所から登っていったことが推定されました。
 そこで番組では、現在使われていないこの村山口から、特別な許可を得て登り、オールコックが辿ったと思われる道を通りました。台風で折られた木々、それによって地面に日の光が届き咲く花など、オールコックの残した記述と同じ光景がありました。

 他にも、当時オールコックをもてなした人の日記や、オールコックが飼っていた犬が亡くなった時に日本人が弔った話などもありました。オールコックが日本に対して抱いていた感情、それが日本外交に及ぼした影響まで、幅広く紹介していました。

 幕末には様々な国の外交官が来ていますので、一人ずつ調べてみたら、また新しい発見があるかもしれません。ハードルは高そうですが、いつか調べられたらなあと思いました。


 本日もお越しくださいまして、拍手や一言送信もありがとうございます。お返事は続きへ。



 

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2013年08月19日  美の巨人たち 金龍山・浅草寺

 見たのはまた途中からなんですけど(苦笑)

 私も子供の頃から何度も行っている浅草寺。
 創建は古く、お寺の縁起によると、飛鳥時代にまで遡るそうです。
 漁師の兄弟が隅田川に網をしかけたところ、観音様がかかっていて、引き上げる時に金の龍が現れたので、金龍寺という山号になったそうです。

 この浅草寺、さすがに江戸の建物です。何度も火災による消失にあっています。
 その数、なんと18回(゚д゚)!
 18回目は、昭和の東京大空襲でした。

 再建に尽力した建築家は、木造建築の偉い人でした。が、その建築家が提案したのは、鉄筋コンクリートでの再建でした。

 「火災で失ったら、何も残らない」
 再建のための巨木が揃わなかったことも一因でしたが、残したいという思いも強かったようです。

 今まであちこちでお寺を見てきて、「鉄筋コンクリートでの再建なんて味気ない」と思っていましたが、やっぱり火事に対応するためには木造では厳しいってことなんですね。メンテも難しいですし。寂しい気もしますが、建築も時代とともに変化していくものなので、受け入れていきたいと思いました。


 本日もお越しくださいまして、拍手や一言送信もありがとうございます。お返事は続きへ。



 

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小山奈鳩

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時々江戸時代(主に幕末)へ暴走します。

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