2014年秋・京都の幕末探訪deep 10/3 その5

※その1とその2に地図を、その4に蹴上の写真と地図を追加しました。

 今回は御所拝観の様子をお届けいたします。
 御所って、思えば平安の時代から京都にあったんですよね。
 様々な時代を見つめ、飲み込んできて今もなお残る特別な場所だと思います。


 本日もお越しくださいまして、拍手や一言送信もありがとうございます。お返事不要の方も届いております。では続きにレポートです。



〜2014年秋・京都の幕末探訪deep 10/3 その5〜

今出川御門から御苑に戻って、御所を拝観しました。

◆御所拝観◆
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入ってすぐの宜秋門。平安宮内内裏の外郭門のうちのひとつ。平安時代からここにあるらしいです。

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御車寄。
昇殿を許された者が正式に参内するときの玄関です。
これだけ屋根が張り出していれば、雨が降っても濡れずに中へ入れますね。
ってゆーか、この時雨降ってきたんですが(笑)
ひとつ上の写真にも雨が写ってますし、この写真にもレンズフィルターについた雨粒があります。
そして傘を指しながらの撮影でナナメってるという。

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諸大夫の間です。
参内した者が控えの間として与えられる建物だそうです。

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3つの間があり、襖の絵からそれぞれ名前が付けられています。
桜の間が諸大夫の間で、幕末〜明治の絵師・原在照の絵。この建物の総称となっています。
鶴の間が殿上人の間で、幕末の狩野派絵師・狩野永岳の絵。
虎の間が公卿の間で、江戸後期の岸派絵師・岸岱の絵。
御所は嘉永七(1854)年に火災で焼け、安政(1854)二年に超高速で再建されたので、その際に描かれたものかと。

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承明門から覗いた紫宸殿。
こちらも安政の再建で、即位礼などの重要な儀式を行う最も格式の高い正殿。
ちらりと右近の橘・左近の桜が見えますね。
以前一般公開で入った時には紫宸殿の前まで行けたのですが、今回の標準参加コースでは承明門の外からのみの拝観でした。
ちなみにこの時撮った写真を、今月の拍手絵の背景に参考として使っています。

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建礼門です。承明門の南側にあります。
八月十八日の政変の際に、新選組が守った門と言われています。
九条河原からここまで急いで来て、その後山崎・天王山へ行ったので、すごい移動距離だと思います。
(天王山レポも今後ありますのでお楽しみに)

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清涼殿でございます。
御常御殿が出来るまで、天皇の日常の御生活場として使用されていました。

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獅子狛犬に守られた御帳台。

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御帳台の前に広がる東庭。広いです。

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小御所です。建物自体は昭和29年に消失し、昭和33年に復元されたものです。
様々な儀式の際に使われ、幕末では王政復古の大号令の後に、小御所会議がここで行われました。
王政復古で新しく任命された総裁・議定・参与と、天皇がここに集合し会議。
話の内容は、平たく言えば「慶喜くんの今後、どうする?」でした。

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小御所の前にある御池庭は素晴らしいです。
こんな感じだったり…

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こんな感じだったりします。

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さらに奥の御常御殿(写真無しごめんなさい)から戻ってくる途中には、こんな場所もあります。


 六年ぶりに御所を見せていただきましたが、相変わらずの様式美でした。
 歴史を感じられるいい場所なので、京都を訪れる際には予約して見学なさったり、春と秋の一般公開などで訪れてみてはいかがでしょう。一般公開は予約不要ですが激混みなので、静かに見たい方は予約をオススメします。

 今回は地図はありません。ご興味のある方は各種書籍などでご確認下さいますようお願いいたします。
 次回は御所の外を、幕末史跡を訪ねて放浪いたします。
 ここまでお読み下さりありがとうございました。

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小山奈鳩

Author:小山奈鳩
時々江戸時代(主に幕末)へ暴走します。

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