朝ドラに副長登場&拍手お返事

◆ドラマ感想◆
 今週は朝ドラで副長が登場し、話題になりましたね。
 私も録画して見てみました。

 まず水曜日は顔見せとして、「待たせたな」のセリフでご登場。
 大河「組!」の衣装を使い、組!要素を残しつつ、同じくNえっちKの時代劇「居眠り磐音江戸双紙」の主人公・磐音の殺陣シーンライティングも使ってましたね。隊服の裾がふっと翻るところとか、磐音っぽかったと思います。

 次の登場は金曜日。
 夜の加野屋に新選組が金策にやって来る、そこに副長もいた、という内容でした。
 何で夜なのかなーと思って見ていたのですが、新選組に対応したことで、主人公と旦那さんの関係に変化が訪れる(平たく言えば、初めて夫婦として結ばれる→オトナの想像力お願いします)からでした。

 金策に訪れた副長を、つい前に出てしまう元気な主人公と対峙させ、両替商の家の嫁としての立場を強調させる。副長はその心意気を認め、同時に主人公と旦那さんの仲も進展させる。
 さらに、自分が生きていたら借金を返すという副長の発言から、実際には借金は返済されなかったこと、そのために借用書が現在まで残っていることを匂わせるシークエンス、お見事でございました。

 どう副長を登場させるかは、難しいところだったと思います。
 主人公より目立ってはいけないし、でも副長が登場する意味がなくてはいけない。
 組!の雰囲気も残しつつ、今の作品に馴染ませる手腕、いいものを見せていただきました。

 また、一緒に加野屋を訪れる隊士として、大石鍬次郎を出したのも面白かったですね。
 伊東甲子太郎暗殺にも関わり、血気盛んな性格だったとも伝わる大石。大声で加野屋を脅す役を、名も無き隊士ではなく、実在した隊士にやらせたというところに、リアリティを入れたいという気概を感じました。


◆元ネタ部分について◆
 今回の朝ドラで副長が出てくることになったのは、加野屋のモデルとなった加嶋屋に、慶應三年十二月の借用書が残っていることに由来します。

 借用書の内容は、四百両を借り、利息は月四朱、返却期限は辰五月晦日(翌年五月末)まで。
 借用書には「十二月」と月までしか明記されていませんが、新選組側の「金銀出入帳」には、十二月八日に四千両を山中十家から借りたとの記述があります。山中というのは鴻池のことなので、鴻池グループ10社から合計で四千両借りましたということらしいです。加嶋屋も鴻池グループのひとつだったそうです。ちなみに鴻池にも同じ内容の証文が残っています。

 先に書いたように返金はされなかったので証文が残っているらしいのですが、「金銀出入帳」には十二月十一日に、山中十家へ三千両を返却したと書かれています。なぜたった三日で大部分を返却したのか、すぐに返すのならなぜそれだけの大金を借りたのか、返したのなら証文が書き換えられていないのはなぜなのかなど、詳しいことははっきりとしていません。

 史料は未確認なのですが、文久三年六月には芹沢鴨が人をやって三十両を借り出し、元治元年十二月には長州征伐の献金として京都守護職の名目で近藤勇が五千四百両を提供させたこともあるそうで、加嶋屋は大坂で鴻池に次いで新選組の資金源にされていたようです。

 あと、去年に引き続き、本願寺史料研究所様で公開講座が開催されるそうです。
 今年のお題は家康の側室・お亀と、加嶋屋一族と本願寺の関係についてとのこと。
 私はまだ来月の予定が立っていないので申し込みをしていませんが、予定がわかってその日が空いており、なおかつまだ講座の席に空きがあるのなら行ってみたいと思っています。興味のある方は、詳しくは本願寺史料研究所様のサイトでご確認ください。


 以上です。読みづらくてすみません。

<参考文献>
・新選組日誌 下 新人物文庫 2013年
・新選組史料集 新人物往来社 1993年
・新選組史跡事典 西日本編 新人物往来社 2002年
・新選組大事典 コンパクト版 新人物往来社 1999年
・特別陳列 新選組ー史料が語る新選組の実像ー 京都国立博物館 2003年


 本日もお越しくださいまして、拍手や一言送信もありがとうございます。いただいておりましたブログ拍手、通知メールがなぜか迷惑メールフォルダに振り分けられておりまして、お返事が遅くなりました。大変失礼いたしました。続きでお返事させていただきましたのでご確認をお願いいたします。



〜拍手お返事〜
>元けんけつちゃんさん

 こんばんは、いつもありがとうございます。
 そして、メッセージをお寄せいただいていたのにお返事が遅くなり、大変申し訳ありませんでした。

 運動会、そうですね、私も運動会自体がやりたくなかったです。あの炎天下で練習をし続けなくてはいけないというのも嫌でした。ご指摘の通り、他のイベントは中止になることが多いのに、運動会だけは延期でしたね。延期するとそれだけ種目を覚えてないといけなかったので、出来るだけ早く、1回で終わるようにというネガティブな理由でてるてる坊主を作ってました(苦笑)


>那由さん
 こんばんは、いつもありがとうございます。
 ブログ拍手からメッセージをいただいていたのにお返事が遅くなり、大変申し訳ありませんでした。

 貴船神社と鞍馬寺、那由さんのおかげで行けたと言っても過言ではございません。あの節は本当にありがとうございました。私も貴船神社にはずっと行きたいと思っていたので、提案していただいてとても嬉しかったです。

 貴船神社、確かに奈良の寺社と重なる部分がありました。成り立ちも古代ですし、自然物に対する信仰も似ていますよね。そう考えると、貴船神社は京都の中でも特に歴史の深い、ちょっと特異な場所なのかもしれません。

 京都の続き、そして先日の奈良の写真もまたレポートで掲載していきますね。写真が撮れるのも、同行してくださる方々のお陰です。こちらこそまたご一緒していただき、古代についてご教授いただければ幸いです。


>うみのすけさん
 こんばんは、いつもありがとうございます。
 涼しさを通り越して、急激に寒くなっちゃいましたね〜。

 新作へのお言葉、ありがとうございます。
 今回は試衛館の留守を預かる面々に、新選組の京での活躍を伝える場面でした。
 官軍の目がまだ光っている中、互いに暗い報告をせねばならないのは、義務的なこととはいえとてもつらかったと思います。ツネさんは原作でも出てきていて、しっかりと留守を預かるしっかり者のイメージなんですが、やはり局長の京での暮らしを聞いたら感極まるだろうなと思って書かせていただきました。

 次からは日野に向かいます。引き続きセイちゃんが無事に到着いたしますよう、見守ってあげてください。

 ブログ記事へもお言葉をありがとうございました。
 京都レポ、今回は中心街からは少し離れた場所のご案内となりました。長く古い歴史のある京都の寺社、どこも素敵ですよね。関東の寺社は、やはり武家の歴史が長いせいですかね、おっしゃるとおりもう少し無骨な感じがしますね。テレビ番組紹介も目を通していただき、ありがとうございます。

 また来週も更新していけるように頑張りますので、よろしくお願いします。こちらからもお伺いします。


 押してくださった皆様、ありがとうございました。

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小山奈鳩

Author:小山奈鳩
時々江戸時代(主に幕末)へ暴走します。

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