『虹』後書き(みたいな)&拍手お返事

 短編『虹』、おかげさまで無事に完結いたしました。お付き合い下さいまして誠にありがとうございました。
 箱館を脱出したセイちゃんのその後というリクエストをいただき、書かせていただきました。

 そもそも連載を考えている時に、セイちゃんにどう動いてもらうかはずっと悩んでいました。
 総司と一緒に死なせるか、箱館まで行ってもらうのか。どっちにするべきなのか。

 箱館まで書くのは決めていましたから、副長の遺品を届ける役目のキャラを用意しなければいけない。
 それを、セイちゃんにやってもらうか、それとも史実通りに鉄くんにやってもらうか。
 もしセイちゃんにやってもらうなら、何が何でも、総司の後を追いたかったとしても、箱館まで生きてもらわないといけない。もし鉄くんにやってもらうとしたら、いいタイミングで鉄くんに出てきてもらわないといけない。
 結局は、風の二次なのでセイちゃんにやってもらって、鉄くんに出てきてもらう案は没にしました。鉄くんの登場を期待されていた方がいらっしゃったらごめんなさい。

 五月に箱館最終決戦があって七月に副長の家に着くまでには、二ヶ月という時間があります。
 箱館から横浜までは船ですぐ到着しますし、横浜から日野までも、何もなければ数日で行けるでしょう。
 では二ヶ月の回り道をどうするか。ここも考え込みました。

 道程、天候、歴史的な時期に加え、いい意味でお節介なセイちゃんが戊辰戦争後に心配し、足止めを食らうに値することは何か。あーでもないこーでもないを繰り返し、天然理心流五代目の嫁として、宗家がどうなるかを心配する展開に。

 さらに、甲州道中でもすんなりとは行かなかっただろうから、局長のお墓参りに事件をくっつけました。
 試衛館の監視と局長のお墓事件で、賊軍となってしまった新選組への風当たりを出したつもりです。ファンとしては嫌な表現なんですが、この時代を描く以上、避けては通れぬと判断しました。

 そして日野についてから、副長の遺品を届けた鉄くんは、三年ほど佐藤家に匿われていたそうです。
 セイちゃんをそれだけの時間、日野に留めておくにはどうしたらいいのか。
 留めずに江戸へ戻す手も考えましたが、書き進めている内にうまいこと佐藤さんが引き止めてくれたので(キャラが勝手に動いてくれるというやつです)、そのまま日野宿のお手伝いをしてもらうことにしました。

 最後は、セイちゃんをどうやって日野宿から去らせるかです。
 最終的にセイちゃんは松本法眼の元でお世話になることを着地点としていましたので、ここはわりとスムーズに行きました。たぶん兄上とも再会して、つかず離れずの距離を保っていたんじゃあないかなあと思います。

 が、すみません、ここで一か所訂正があります。私の勘違いで、松本法眼と知り合いだったのを粕谷先生にしてしまったのですが、実際には石田村の本田覚庵先生でした。さらに、松本先生と本田先生がご懇意なのではなく、松本先生のお父上と本田先生でした。お詫びの上、訂正させていただきますm(_ _)m

 こうして相変わらずこけつまろびつではございましたが、どうにか終わらせることが出来ました。
 振り返ってみれば地味〜な展開にお付き合い下さり、ありがとうございます。
 次回は箱館でヒロインと別れた後の副長を、別のキャラクターの視点からというリクエストにお応えする予定です。
 どうぞよろしくお願いいたします。


 本日もお越しくださいまして、拍手や一言送信もありがとうございます。レス不要の方、届いております。お返事は続きへ。



〜拍手お返事〜
>うみのすけさん

 こんばんは、いつもありがとうございます。
 見守っていただいたおかげで、無事に『虹』を完結させることが出来ました。

 最終話にて、やっとセイちゃんは副長からの特命を終了させました。
 時期的には官軍の目が厳しかったり、世間の風が冷たかったりしたと思いましたので、ちょっとセイちゃんにも頑張ってもらうことがありましたね^^; 倒れても仕方がないです。

 はい、法眼が最終的にはセイちゃんを引き取ってくれることになりました。
 一人で生きていくには可哀想ですし、日野宿→石田村→本田覚庵先生→本田先生のお父上→法眼というルートがあったので、運良く載せていくことが出来ました。ここ、“書かせて”もらったところだと思います。

 セイちゃんが法眼の元で医療の道に生きるとしても、劇的に変化していく時代に、大変な苦労があったかと、私も思います。でも、そんな中でもきっと穏やかに生をまっとうしてくれたと信じて、この後日談を閉じさせていただきます。

 ブログ記事へも目を通してくださり、ありがとうございました。
 テレビ番組のまとめは、もうちょっと地上波にも頑張ってもらいたいところなんですが、BSだろうといい歴史番組がまだ放送されているので、いいものを地上波で再放送してくれたらいいなと思います。
 来年の大河はどうなんでしょうね、脚本家さんが組!で体験した大河の流れを、次の大河でどう活かしてくるのか楽しみです。

 来週末からまた仕事が始まりますので、ペースを乱さぬように更新していけたらと…思います…( ¨)
 暖かいお言葉をたくさんありがとうございました。こちらからも明日、お伺いしますね。


 押してくださり、ありがとうございました。

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小山奈鳩

Author:小山奈鳩
時々江戸時代(主に幕末)へ暴走します。

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