「風に吹かれて」総括その4&拍手お返事

 今回は、新選組以外の味方や、敵方についてお届けいたします。

<伊東参謀について>
 見目麗しく、チャラいのでも軽いのでもないけれども真面目一辺倒ではなく、目的がはっきりしている策士という、原作者様のキャラ立てがすごいなと思いました。
 拙宅でもそのキャラ立てを使わせてもらい、特にヒロインが薩摩の軍法書を翻訳する話から油小路までは、賢く立ちまわってくれたと思います。いい意味で一人歩きしてくれる性格なので書くのは楽でしたし、ヒロインも丁寧に扱ってくれたので、私は好きでした。
 史実の部分では、この人が新選組に入ってきた経緯がとっても謎だと思っています。山南さんと同じ経過をたどっている部分が多いので、山南さんがあんな最期を遂げたのに、なぜまた同じようなタイプの参謀を入隊させたのかなーと。参謀の人間関係や、連れてきた近藤局長の意図について、もっと調べてみたいですね。

<慶喜公について>
 ありがとうございますとしか言いようがありません(笑)
 会津藩に英語の習得を命じたのはこの人ということにして、ヒロインを時代の動きの真っ只中に放り込むことが出来ました。
 この人も、フットワークが軽い謎の人ですね。でも、そこをその時々に合わせた時代の読みが出来る人ということにして(たぶん本当にそうだったんだと思うんですけど)、周囲をおおいに振り回してもらいました。
 ヒロインとは主従の関係を保ちながらも、唯一権力者の孤独を吐露する相手でもありました。公とヒロインの別れのシーンは、お気に入りの場面です。

<ハーバー先生について>
 オリジナルキャラクターとして出てもらいました。
 京で会津藩が英語の塾を作っていたという話から、ヒロインにどうやって英語を学んでもらおうかなと考えたのですが、やっぱり生きた英語を身につけてもらいたいなと思ったので、イギリス人を出すことにしました。ヒロインは公私にわたってハーバー先生に育ててもらい、助けてもらえたと思います。英語と短筒の扱いは、ヒロインの両輪となってくれました。
 ハーバー先生の来歴については、おぼろげに考えてはいたのですが、リクエストをいただいたので整理してお出ししました。併せてアーネスト・サトウとの知り合いという設定も回収出来ました。
 ちなみに名前については、エリックはアメリカのバンドMR.BIGのエリック・マーティンから、グスタフは画家クリムトから、ハーバーは画家竹久夢二のお店「港屋」および、彼の死によってヒロインは一本立ちしなければいけなくなるのでヒロインにとっての「港」である意味も込めました。
 実際に京の街中を外国人さんがうろうろしていたことはないと思いますが、ハーバー先生は人も良かったので、まあまあ受け入れられていたほうということに。でも、やっぱり最期は夷狄として葬られてしまう運命となりました。先生との別れは、ヒロインが叫ぶという珍しいシーンになりました。ここも書いていてちからが篭ったところですね。

<松本先生について>

 だいぶヒロイン贔屓のキャラクターでしたね(笑)
 セイちゃんに対しても身内のようだと言っていたので、ヒロインの秘密を知って何もしないということはないはず…と随分世話を焼いてもらいました。
 偉ぶることもなく、カッコもつけず、言い難い真面目な話もきちんとする、本当に良い人で、大好きでした。原作者様、法眼を生み出してくれてまっことありがとうございました(笑)

<会津藩について>
 容保様は新選組を預かる立場であり、ヒロインの英語の習得についても関わっているので、よくしていただきました。
 ヒロインは誰かと別れるときに、女子であることや未来から来た存在であることを知られてしまっている場合が多かったのですが、容保様とはそれがなく、純粋に藩主と藩士としての別れとなりました。
 藩としてはちょっとフレンドリー過ぎましたかね。一緒に英語を学んだ仲間の人たちの設定も活かしきれなかったのですが、ひとりはヨーロッパへ行っていますという裏話もあったり。

<箱館組について>
 榎本さんは、男女関係なくひとりの人間としてヒロインを扱おうとしてくれました。あのまま箱館政権が樹立し、副長やヒロインが定住したらというところを考えてもらいました。
 大鳥さんは、ヒロインと大坂や江戸でも会っており、付き合いはそこそこありました。それゆえにヒロインの才能を惜しみ、女子であることを心配してくれました。ストレートで当たり前な心配だったはずなんですが、それが逆に嫌味っぽくなって、不思議なキャラクターになった気がします。


<敵方について>
 敵方としてまず、池田屋の面々。桝屋喜右衛門の拷問シーンは絶対に外せないんですが、書いている方も痛かったですねえ。原作の場面を字面で忠実になぞった部分とオリジナルの部分を混ぜましたが、今読み返してもいろいろアイタタタ。

 薩摩での軍法書の翻訳では、田代五郎左衛門という微妙な難敵を出しました。敵対するはずの新選組に所属しているヒロインに最新の軍法書を翻訳させるわけですから、まず敵意しかありません。でも、同じ仕事をし、同じ釜の飯を食っていく間に、だんだんと心を開いていき、最後には薩摩に引き入れようとする。このことがさらに、戊辰戦争においてヒロインを生け捕りせよというところまでいくわけです。田代さんには嫌な役をやらせてしまいましたが、いいところばかり書くわけでもないので、ネチネチ書きました。

 敵方については、知識不足なので総じて難しかったです。敵として憎らしいけど魅力あるキャラクターを出していくのって、難しいですね。

 次回は作品全体的なこと、今後についてなどをお送りする予定です。


 本日もお越しくださいまして、拍手や一言送信もありがとうございます。お返事大変お待たせいたしました、続きに格納いたします。



〜拍手お返事〜
>あゆかさん

 こんばんは、お返事が大変遅くなりまして申し訳ありません。いつもありがとうございます。

 私も、長く書いてきたお話に終止符を打つのは寂しく、喪失感に包まれております。定期更新は出来たときも出来なかった時もあり、ご迷惑をお掛けしました。特に最後の方は仕事もめっちゃ忙しくなったり、家庭の都合もありと、自分でも空き時間を制御しきれない部分がありました。

 それでもどうにか最後まで走り切れたのは、皆さまが待っていてくださったおかげだと思っています。また総括でも書かせていただきますが、とにかく終わらせることを目標にしてきたので、辿りつけたことはよかったなと思います。ブログは最近書けていませんが、最終話の掲載後も外出記などでもう少し続けていきますので、よかったらまたご覧いただけますでしょうか。

 残り1話、お時間のある時で結構ですので、お付き合いいただければと思います。どうぞよろしくお願いします。


>氷月さん
 こんばんは、お返事が遅くなって申し訳ありません。いつもありがとうございます。

 本編の完結へのお言葉、ありがとうございます。Twitterでもお忙しそうだなとは思っていましたが、その合間にお時間を頂き、こうしてメッセージをいただけるのは恐縮です。
 ヒロインが幕末を離れる時は、見送り役を神谷さんにするか副長にするかはとても悩みましたが、やはり風の二次創作なので神谷さんにお願いしてよかったなと思っています。辛い役目ではありましたが、神谷さんだけにしか出来ない見送りをしてくれました。

 現代に戻ったヒロインはなかなか立ち直れませんでした。あれだけの経験をしたらきっと通常に戻るのは難しいと思います。いろんなことがありましたからね(苦笑)

 そして皆と再会したわけですが、現代ではぜひ幸せになってもらいたいと思っています。くどいぐらいベッタベタなラストをご用意しておりますので、お時間のあるときにどうぞお付き合いください。


>うみのすけさん
 こんばんは、いつもありがとうございます。一昨日辺りからさらに花粉の量が増えた気がします。昨日は鼻がむずがゆくてなかなか寝付けませんでした。ホント、忍耐ですね^^;

 新作への感想、ありがとうございます。
 はい、賑やかな場面は、一番良かった頃を思い出しながら書かせていただきました。参謀の強引な参加は自然と出てきたのですが、私も彼らしいと思います(笑)
 試衛館組が何を企んでいるのかは次回更新で(^^) たぶん皆さまご想像してくだされば当たるかなと。最後に笑っていただけるよう、頑張ります。

 ブログもお読み下さり、ありがとうございます。
 テレビ番組は、なかなか行けないところをやってくださるのでありがたいですね。大河が戦国のせいかお城特集が多く、小田原も注目されている気がします。タモさんのネームバリューでぜひ、面白いところをやってもらいたいですね。

 総括は後書きのような感じでやっておりますが、やはり原作のおちからを感じずにはいられません。もしこれをイチから自分で創りださねばならないとしたら…と想像すると、難しいなあと思います。

 次回、本当の最終話になる予定ですので、どうぞよろしくお願いします。


>ケイさん
 こんばんは、いつもありがとうございます。
 私も皆さまからのお声がけ、いつも楽しく読ませていただいております。

 結婚式は無事に終わりました。が、披露宴で試衛館組が何やらやらかす様子…ネタバレになるのであまり言えませんが、彼らなりに今出来る祝福を考えているようですので、お待ちくださいませ。


>ひろこさん
 こんばんは、お忙しいところお越しくださいましてありがとうございます。
 管理人の力量不足で1話伸びることになってしまいました(苦笑)

 どこまでも気障な副長ですが、それも主人公を思ってのこと。現代では全力で主人公を幸せにしたいと考えています。どんなことがあってもきっと二人で乗り越えていってくれるでしょう。

 参謀は職業を最大限に活かしての祝福です。主人公に対しては幕末に悪いことをしたなと思っているので、彼なりにお祝いをしてあげたいという気持ちです。私も職業が似合っていると思います。いつもお花しょってるみたいな(笑)

 次回、皆が何をするのか、どうぞお付き合い下さいませ〜。


 押してくださった皆さま、ありがとうございました。


 

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小山奈鳩

Author:小山奈鳩
時々江戸時代(主に幕末)へ暴走します。

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