2015年5月 『燕子花と紅梅図』展&根津美術館お庭&『広重と清親』展

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遅れてすみません、表題のレポートをアップいたします。
でっかい写真満載、お読みくださる方は続きへお願いします。




〜『燕子花と紅梅図』展&根津美術館お庭&『広重と清親』展〜
◆根津美術館◆
 『尾形光琳300年忌記念特別展 燕子花と紅白梅 光琳デザインの秘密』を見てきました。
 尾形光琳は1600年代後半から1700年代初めに活躍した絵師で、屏風、扇、お皿など、様々なものに絵を描きました。琳派の名前となった人物として高名な方です。
 系譜としては曾祖母:本阿弥光悦のお姉さん→祖父:家康・淀殿などを顧客とする呉服商→父ちゃん→光琳。絵やデザインに関しては高級呉服商の息子という環境から常にいいものを見て目が肥えており、自らの腕前も相当なものだったと思われます。しかしながら大変な道楽者で、家業が傾いてからも遊興の限りを尽くし、40代になってから仕方がなく本格的に描くようになったとか( ¨)

 金の背景に、青い花と緑の葉を従えた「燕子花図屏風」。
 同じく金の背景に、紅白の梅を左右へ咲かせ、真ん中に光琳模様と呼ばれる独特の水流を配した「紅白梅図屏風」。
 どちらも大きく、のしかかってくるような迫力がありました。これほどの圧を持つもの屏風、どのような部屋に置けばいいのか…広い展示室でも物足りないような感じを受けました。

 他にも団扇・香包・蒔絵・陶器など、光琳が手がけた様々な意匠が展示されていました。
 光琳のド派手で突き抜けた感もいいんですけど、実は弟で陶芸家の尾形乾山とか、後年江戸琳派と呼ばれる酒井抱一とか、中村芳中とかの、渋さやきちんと収まってる感とかかわいいのとかも好みです。琳派は全体的にすごく好きですね〜。

 別室では「仏教美術の魅力」や「古代中国の青銅器」といった展示もあり、仏像や双羊尊などの遺物も堪能しました。



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そして、根津美術館はお庭も見事でございます。

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初夏の薄紅色。

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吉祥天。
いつの時代のものかはわかりませんが、伸びやかですね。

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ちょうどこの時期は燕子花が咲いており、大人気です。

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鏡のごとき池あれば。

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立派な灯籠。

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ドラゴーン。

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船が浮いている。
もしかしてここでお茶を飲めたりするのでしょうか。

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恒例、メンチ切ってるシリーズ(狛犬写真)その1。

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その2。

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その3。
どの狛犬さんたちも大変愛らしいですね(*‘ω‘ *)

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根津美術館は、江戸時代には河内国丹南藩(一万石)の大名の下屋敷だったそうですが、維新後に荒れ果て、初代美術館長が買い求めて改修しました。高低差のある斜面を活かした植栽や池、神社などがあり、面白かったです。


◆太田記念美術館◆
 表参道へ移動し、太田記念美術館の『広重と清親 ―清親没後100年記念』も見てきました。
 歌川広重と小林清親は、それぞれ幕末や維新後の江戸の風景を数多く描いておりました。江戸後期の浮世絵を代表する広重と、西洋技法を取り入れた明治期の清親を並べ、江戸の風景の移り変わりを感じる展覧会でした。

 広重のいかにも浮世絵然とした絵もいいですが、清親の少し時代が進んだ、西洋絵画の手法をじんわりと取り入れた描き方もいいですね。写真の精密無比な風景もいいですが、描き出そうと意思の感じられる手描きの風景画も素敵です。



 今回のレポートはここまでになります。お読み下さりありがとうございました。
 次回こそ刀剣展…と思っているのですが、どう書くか難しいので考え中です。


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小山奈鳩

Author:小山奈鳩
時々江戸時代(主に幕末)へ暴走します。

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