2015年9月・10月 うるわしの奈良逍遥記 その14

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大神神社から南へ下り、安居院・通称飛鳥寺へお参りしました。
日本最古の本格的な寺院であり、日本最古の飛鳥大仏があります。
最盛期は現在の20倍の敷地だったということですので、相当な大きさだったと思われます。

でっかい写真満載、お読みくださる方は続きへお願いします。


〜2015年9月・10月 うるわしの奈良逍遥記 その14〜
◆飛鳥寺◆

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飛鳥寺は、崇峻天皇元(588)年、蘇我馬子が発願し、推古天皇四(596)年に創建されたのが始まりだそうです。
当初の寺名は法興寺(仏“法興”隆)、後に元興寺、現在は安居院が正式名称です。

かつては縦200メートル(場所によっては250メートル)、横290メートルの敷地があり、その中心に塔がひとつ、東西北の三方向にそれぞれ金堂を配し、敷地を塀で囲っていました。さらにその塀の外側に講堂を設けた巨大寺院だったことが推測されています。

伽藍は仁和三(887)年と建久七(1196)年の火災で消失してしまいました。
現在の建物は最盛期の20分の一で、写真右の本堂が文政九(1826)年の再建。
本堂の中には…

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飛鳥大仏(釈迦如来座像)。ありがたいことにお写真オゥケイです。
推古天皇十七(690)年に、鞍作止利という仏師が作った、日本最古の仏像と言われています。
社会科の教科書や資料集に、飛鳥大仏と鞍作止利はセットでよく出てきていたのを思い出しました。

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こちらは阿弥陀如来坐像。

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聖徳太子孝養像。
聖徳太子が十六歳の時、父である用明天皇の回復を願って作られたものだとか。

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中庭もすごくステキです。

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再び外のお庭に出て、沙羅双樹。
お釈迦様が涅槃の際に、二本一対の沙羅の木に囲まれていたことから、沙羅双樹の名前がついたそうです。
なので仏教とは非常に縁の深い木でございます。

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昔あった塔の、塔心礎位置。心柱が立っていました。
地下3メートルまで彫られており、仏舎利が納められているそうです。

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境内の塀から、真神原の眺め。
新羅や百済など、大陸の風景ととても似ていて、来日した大陸の人々にとって懐かしい風景とのこと。

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境内には鐘楼もあり、鐘を鳴らすことが出来ます。
延享二(1745)年に建立され、梵鐘も時を同じくして作られましたが、昭和十八年の供出で無くなってしまいました。
その後、昭和三十三年に新鋳され、妙なる音を響かせているそうです。

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一度、二度と打つとそれぞれの回数でご利益があるそうですが、実際にどのようなご利益があるのかは現地にてお確かめ下さいませ。


 今回のレポートはここまでです。
 次回は飛鳥寺の周囲をもう少しと、飛鳥坐神社をお届けいたします。
 ここまでお読み下さりありがとうございました。


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小山奈鳩

Author:小山奈鳩
時々江戸時代(主に幕末)へ暴走します。

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