2011年04月30日  単行本第8巻感想

風光る (8) (別コミフラワーコミックス)風光る (8) (別コミフラワーコミックス)
(2001/01)
渡辺 多恵子

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こうして画像を載せておくのをすっかりこんと忘れていました。他の記事にもおいおい載せていきます。

 前半は禁門の変が終結し、武士の側でなく民の側から見た戦の後がテーマでした。
 平助は池田屋で働いていたお悠ちゃんと出会いひとときの恋に落ちるも、惨劇を思い出さずにいられないお悠ちゃんが京を去って別れてしまいます。平助にとっては六角獄舎で新選組が処刑を行ったという濡れ衣、それを流布したのが獄舎の役人、そしてお悠ちゃんとの別れのトリプルパンチで、戦には勝ったけど後味の悪い戦後になってしまいました。そこを平助東帰@任務付きにもっていくあたり、原作者先生のシナリオはすごいなーと思います。

 後半は総司の子どもの頃のお話です。
 下級武士の長男として生まれるも、幼い頃に父を失った総司は貧乏暮らしを余儀なくされ、将来を見据えて局長の家に下働きとして預けられます。一晩籠められる総司も可哀相だったんですが、それを聞いて母屋で涙を流す大人三人の姿にもぐぐっときました。近藤家に預けられてからは、おかみさんであるお栄さんに下働きとして大変厳しく当たられて、副長にはガキ扱いされて、まっこと辛い幼少期を過ごすのです。それでも食らいついていく総司の姿には声援を送りたくなります。
 最終的には近藤家のドン・周斎先生に認められ、お栄さんとも和解して、沖田総司が育っていきます。お栄さんと言えば、局長と総司が八幡様へ行く時にお土産に桜餅を所望したり、姉さんかぶりの布地がお団子だったりと、もしかしたら結構な甘味好きなんじゃないかと。副長の焦りや局長のカリスマ性も垣間見られ、ちびセイちゃんも登場と、京へ行ってからのお話へも繋がる大事な多摩編でございます。
 日誌は江戸と京の違いについて。江戸のかいまきは、明治生まれだった祖父の家にもあったことを思い出しました。


 本日もお越しくださいまして拍手もありがとうございます。お返事不要の方、届いております。お返事は続きへ。


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2011年04月27日  単行本第7巻感想

 今日は那由さんと久しぶりにランチしてきました。風とか大河とかの話で5時間ぐらいしゃべってました(爆) 血風録が放送されていることも話題になり、「今新選組のキャストを選ぶなら誰か」と話し合ったところ、局長:宇/梶さん、副長:伊/勢/谷さん、総司:向/井さん、へーすけ:小/池/徹/平くんでどうかと(笑)



風光る (7) (別コミフラワーコミックス)風光る (7) (別コミフラワーコミックス)
(2000/07)
渡辺 多恵子

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 7巻はカバー絵がとても好きです。総司とセイちゃんがこちらに背を向けて月を見上げてて、セイちゃんの手が総司の背中をぎゅっと掴んでいる、その手にモエます。

 7巻は池田屋に関わる後日談的なところですね。
 組ではセイちゃんにあやかって手貫緒が流行(?)しますが、手貫緒をつけた隊士が次々と斬られる事件が勃発します。池田屋の生き残りが手貫緒を目印にして仇であるセイちゃんを狙っていた、それに対してセイちゃんが生死の尊さを心に刻みつけます。総司の「いつそんな時がきても笑って逝けるように~」のくだり、今の時代にも通じる言葉だなと思って、個人的に名場面だと思っています。

 山南×明里のはじまりもこの巻ですね。セイちゃん→総司の、まだまだかわいらしい片思いの影で、オトナのボキャ天恋愛にどきっとしました。明里さんが恋心に負けてセイちゃんの秘密を山南さんに漏らしてしまうところなんてほんとウフフですよね。

 池田屋で勢力をそがれた長州勢が都へ上ってきて、その護衛を任された新選組。“おなごらしく”屯所で留守番するセイちゃんと、“武士らしく”参戦を乞う清三郎が出てきて、どっちも応援したくなりますね。

 六角獄舎や戦災孤児の悲劇なども盛り込み、幕末の血なまぐささが充分に感じられる巻でございます。と思います。


 本日もお越しくださいまして、拍手もありがとうございます。お返事は続きへ。



 

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2011年04月20日  単行本第6巻感想

風光る (6) (別コミフラワーコミックス)風光る (6) (別コミフラワーコミックス)
(2000/03)
渡辺 多恵子

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 第6巻は、なんてったって 池 田 屋 です。
 新選組と言えば池田屋、池田屋と言えば新選組というぐらいの大イベント。それが池田屋です(意味不明)

 古高拷問のときの副長が容赦なく鬼なところ、怖いですよね~。あの極限状態で蝋燭がうんぬんなんて聞かされたらビビるのも無理ないですよね。

 この巻はセイちゃんが一部の隙もなくかっこいい。そして名台詞も多い。
 総司の「風になりたい」やセイちゃんの「今の私は誰にも斬れない」もすっごくいいんですが、個人的には、セイちゃんが総司と並んで池田屋に向かう際の、
 「この熱さを 感じられる場所で」
 の台詞が気に入っています。

 背景の緻密さもモエーです。
 見開きの池田屋から花のような鬼のあたりまで、ぐいぐい見入っちゃいます。110ページの、会津藩などの提灯が闇に揺れているコマも迫力ありますよね。

 セイちゃんの近藤家養子問題では、いっそのこと、セイちゃんが近藤局長の養女になって総司をお婿さんとして迎えればいいんじゃないかとか、めっさ妄想してしまいました。ウフフ。


 本日もお越しくださいまして、拍手もありがとうございます。仕事が…もうあきらめるしかないと言うか…今の状況のまんま進むしかないっぽいです(苦笑)



 

2011年04月16日  単行本第5巻感想

風光る (5) (別コミフラワーコミックス)風光る (5) (別コミフラワーコミックス)
(1999/11)
渡辺 多恵子

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 久しぶりに単行本感想いきます。

 第5巻は武士とはなんぞやという問いがちりばめられているように思えます。
 1話目は兄上と雪弥で、衆道、忍ぶ恋の美学。
 2話目は近藤局長で、出自をからかわれながらも藩の重役たちと政談をこなします。
 3話目はフクチョで、浅葱の隊服と隊規に殉じた弟の敵討ちをする姉。
 4話目は総司と兄上で、セイちゃんが棟打を習得したい話し。
 5話目は主にフクチョで、ノサダとの出会い。

 どのお話も、セイちゃんというまだまだ武士として未熟な子を通して、総司たちが武士の気概を示し、読者に提示するという形式で、それぞれのお話の主役にかっこよさを感じますね(にこにこ) この巻ではとーくーに、兄上が思想的にも知識的にもいいなあと思います。あとちび総司がかわいいです。

 日誌は干支について。カレンダー(暦)がないと正確な日付がわからないという当時。それでもあんまり不自由しなかったのか、どの家庭にも必ず暦があって重宝していたのか…。今では日付が重要な生活になってますけど、当時の一般の方の日付へのこだわりとか、どういう感覚だったんでしょうね? 仕事も今みたいに曜日や日付で休みとかなかったようですし。うーん、でもお正月とか節句とかも意識していたから、それなりに日付への意識はあったように思えるのですが…(いろいろ考えまくる)


 本日もお越しくださいまして、拍手もありがとうございます。一言送信の方、届いております。お返事は続きへ。


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小山奈鳩

Author:小山奈鳩
時々江戸時代(主に幕末)へ暴走します。

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